ダーツについて

ボードの読み方

ボードの読み方
公式戦で使われるボード(ブリッスル・ボード)は、最高級のサイザル麻を圧縮したもので、15万回以上の耐久力を持ちます。 直径45.5cm厚み3.7cm重さ4.8kg、得点エリアのサイズなど世界ダーツ連盟によって統一されています。
ボード名 点数
シングル ナンバーの数字
ダブル ナンバーの2倍
トリプル ナンバーの3倍
シングルブル 25点
ダブルブル 50点(25×2)
得点に関するルール
ゲームは、1回にダーツを3本投げます。1回に3本投げることを「1スロー」と呼び「スリーダーツ」と数えることになっています。ですからゲームでは、ワンスローの合計を得点とします。

1本目 5シングル 5点
2本目 20シングル 20点
3本目 20ダブル 40点
合計 65点

1本目 5シングル 5点
2本目 20シングル 20点
3本目 20トリプル 60点
合計 85点
得点に関するルール
  • 投げたダーツが跳ね返った場合。跳ね返って落ちたダーツは全て無効、投げなおしは出来ません。
  • 刺さっているダーツのフライトに、次ぎのダーツが刺さった場合ダーツはポイントがボードに刺さっていない限り点数にはなりません。
  • 3本投げ終わるまでに、前のダーツが抜け落ちてしまった場合一度刺さったダーツでも、投げ終わるまでに落ちたときは、点数にはなりません。
  • 2本のダーツの間に、次のダーツがぶら下がった場合ダーツが刺さっていなくてもポイントがボードに触れていれば、得点になります。
  • 投げたダーツがワイヤーの内側を通って、隣の数字にポイントが触れている場合ダーツが入った最初の数字が得点になります。
  • 間違った得点をコールして、ダーツを抜いてしまった場合ダーツを抜いた時点で、実際の得点は無効です。コールの数字が得点になります。
  • テークバックの時ダーツを落としてしまった場合リリースした後は無効。スローイングの途中は拾ってまた投げることが出来ます。
  • 投げてから刺さるまでの間に、フライトが落ちてしまった場合フライトが飛んでもポイントが刺さっていれば得点になります。
ライフスポーツゲーム解説
スタンダードゲーム
公式競技から広く一般に愛好されているゲームで、持ち点を減点し相手より早く0点にすることを競います。持ち点は1001点、501点、301点というように決めて行い、フィ二ッシュはちょうど0点にするというルールが特徴です。  社団法人日本ダーツ協会は、ライフスポーツの皆様が誰でも楽しくゲームできるように、ストレートスタートで、フィニッシュはシングル・ダブル・トリプルのいずれでも、ちょうど0点となればOKとします。(エニーフィニッシュ)
301ゲーム
1.先攻の決め方
お互いに1本ずつのダーツをブルに向かって投げ、ブルに近い方が先攻となります。判定がつけにくい時、ダーツがボードにささらなかった時は再投します。
2.ゲームの進め方
先攻の選手から、3本ずつのダーツを交互に投げます。ささったダーツの得点を持ち点301から引いていき、先に0点にした方が勝ちとなります。
3.得点のとり方
でたらめに投げてもダーツがボードにささっていれば得点になりますが、もっとも効率の良い得点をあげるには、スコアの高い場所とそのトリプルを狙います。一般に多く使う狙い点は、20のトリプルを中心にした所ですが、19もしばしば使われます。しかしこれらのトリプルの左右には低いスコアが配置されていますので、3本で3点とか、7点しかとれないこともあります。 表1は実際のスコアの例です。トップランクの選手はA氏のように得点します。B氏はビギナーで20を中心にダーツが左右にちらばっています。
4.フィニッシュの仕方
相手より先に持ち点を0にすれば勝ちとなります。

バスト(無効)
例えばシングル20をねらって、3本とも得点外にはずした時はノースコアで残り20点はそのままで相手と交替し、次回は再びシングル20をねらいます。
シングル20をねらい、1本目がシングル5に入ったときは、残り15点で2本目はシングル15をねらいます。3本目がシングル10に入れば残り5点で、相手と交替し、次回はシングル5をねらいます。しかし残り点が小さい数になると、フィニッシュが難しくなります。例えば3点残りで、ボード下方の3をねらったら、隣の19か17に入ってしまうことが多いのです。このような時は得点オーバーとなり、たとえ1投目であっても残り2本を投げることはできず相手と交替します。そして次回は3点残りで再びトライしなければなりません。得点オーバーを「バスト」(無効)といいます。このルールをしっかりおぼえておかないと、ゲームを上手に進めることができません。  ルールは簡単なものです。

バスト・ルール
  • 残り点より多い点を取ったとき
    バストとなったときは、ただちに相手と交替して次回を待ちます。次回は、バストする前の残り点で始めます。
5.リミット
どちらか一方がちょうど0にすれば、それで勝負がつきます。1回の勝負を1レッグと呼び、通常は3レッグ勝負で行います。すなわち2レッグをとった方が勝ちで、これをベストオブスリーと呼んでいます。  両者ともフィニッシュできないことがありますので、リミットがあります。301では30ダーツ、10スローです。10回までやって両者ともフィニッシュできないときは、スタート順を決めるときと同じように、お互いに1本ずつのダーツをダブルブルに投げ、ブルに近いほうの人の勝ちとなります。両者ともブルに命中したり、判定がつけにくいときは、判定がつくまで投げます。
6.スコアのつけ方
次に実際のゲームを例に、スコアのつけ方を示します。
A選手が先攻です。-はノースコアBはバスト
  • ②は2本目でフィニッシュしたことです。
  • B選手が8回目23本使用して0にしたことで23ダーツと記し、B選手の勝ちです。
なお、現在の公式戦(日本、世界レベル)ではほとんどの場合、ストレートスタート、ダブルフィニッシュの501ゲームが採用され、フィニッシュはダブルにいれて0点にするというルールが特徴です。
チームゲーム
チームゲームは、1チーム4人で編成しチーム戦・ダブルス戦・シングルス戦を行うことを原則とします。 チーム戦は、1試合行い、501点持ち点から、お互いのチームがそれぞれ4人ずつ交互に投げ合い、先に0にしたチームが勝ちです。 ダブルス戦は、2試合行い、301点持ち点から、お互いのチームがそれぞれペアを組んで2人ずつ交互にげ合い、先に0にしたペアが勝ちです。ただし、ベストオブスリーとします。 シングルス戦は、4試合行い、301点持ち点から、お互いのチームがそれぞれ1人ずつ交互に投げ合い、先に0にした人が勝ちです。ただし、ベストオブスリーとします。 なお、フィニッシュはシングル・ダブル・トリプルのいずれでもOKとします。 以上の7試合を行い、4試合以上の勝利を獲得したチームが勝ちとなります。
501ゲーム(全日本、世界)スタンダードゲーム
公式競技から広く一般に愛好されているゲームで、持ち点を減点し相手より早く0点にすることを競います。持ち点は1001点、501点、301点というように決めて行い、フィ二ッシュはダブルに入れてちょうど0点にするというルールが特徴です。現在、公式戦ではほとんどの場合ストレートスタート、ダブルフィニッシュの501ゲームが採用されていますので、この方法について説明しましょう。
1.先攻の決め方
お互いに1本ずつのダーツをブルに向かって投げ、ブルに近い方が先攻か後攻かを決めることが出来ます。判定がつけにくい時、ダーツがボードにささらなかった時は再投します。
2.ゲームの進め方
先攻の選手から、3本ずつのダーツを交互に投げます。ささったダーツの得点を持ち点501から引いていき、先に0点にした方が勝ちとなります。ただし、0点にするとき、ダブルフィニッシュというルールがあります。
3.得点のとり方
でたらめに投げてもダーツがボードにささっていれば得点になりますが、もっとも効率の良い得点をあげるには、スコアの高い場所とそのトリプルを狙います。一般に多く使う狙い点は、20のトリプルを中心にした所ですが、19もしばしば使われます。しかしこれらのトリプルの左右には低いスコアが配置されていますので、3本で3点とか、7点しかとれないこともあります。
4.フィニッシュの仕方
相手より先に持ち点を0にすれば勝ちとなります。ただし、必ずダブルリング(外周リング)に命中させて0にするというルールになっており、これをダブルフィニッシュといいます。このダブルフィニッシュが、このゲームの最大の魅力といえます。ダブルフィニッシュできる残り点は、50と40以下の偶数です。

ダブルフィニッシュの実際
残り点50のとき、1本目のダーツをダブルブルに命中できれば、それで勝ちです。40点残しなら、ダブル20に、32点残しならダブル16に、8点残しならダブル4に命中させれば勝ちとなります。勝つためには、残り点50、または40以下の偶数にする必要があります。次にフィニッシュを失敗したときはどうするか、ということを知っておかなければなりません。

アレンジとバスト(無効)
例えばダブル20をねらって、3本とも得点外にはずした時はノースコアで残り40点はそのままで相手と交替し、次回は再びダブル20をねらいます。
ダブル20をねらい、1本目がシングル20に入ったときは、残り20点で2本目はダブル10をねらえます。2本目がはずれ3本目がシングル10に入れば残り10点で、相手と交替し、次回はダブル5をねらいます。しかし、ダブル20をねらって1本目がシングル5に入ったら残り35点で、奇数となりダブルはありません。そこで2本目は奇数に入れて偶数に直さなければなりません。もし2本目が偶数に入ると残り点数は奇数のままですから3本目も奇数をねらって残り点を偶数に直さなければなりません。ボードの下方に左から7、19、3、17と奇数が並んでいます。残り点を偶数に直すとき、ここをよく使います。しかし残り点が小さい数になると、偶数に直すことが難しくなります。例えば5点残りで、ボード下方の3をねらったら、隣の19か17に入ってしまうことが多いのです。このような時は得点オーバーとなり、たとえ1投目であっても残り2本を投げることはできず相手と交替します。そして次回は5点残りで、再び偶数直しにトライしなければなりません。
得点オーバーを「バスト」(無効)といい、このルールをしっかりおぼえておかないと、ゲームを上手に進めることができません。ルールは簡単なものです。

バスト・ルール
  • 残り点より多い点を取ったとき
  • ダブル以外で、残り点が0となったとき
  • 残り点が1となったとき
バストとなったときは、ただちに相手と交替し次回を待ちます。次回は、バストする前の残り点で始めます。
5.リミット
どちらか一方がダブルを決めれば、それで勝負がつきます。1回の勝負を1レッグと呼び、通常は3レッグ勝負で行います。すなわち2レッグをとった方が勝ちで、これをベストオブスリーと呼んでいます。
両者ともダブルが決まらないことがありますので、リミットがあります。501では45ダーツ、15スローです。15回までやって両者ともダブルフィニッシュできないときは、スタート順を決めるときと同じように、お互いに1本ずつのダーツをダブルブルに投げ、ブルに近いほうの人が勝ちとなります。両者ともブルに命中したり、判定がつけにくいときは、判定がつくまで投げこまれます。